2004年02月16日

京都御苑がある事

今日も犬を散歩に連れていく。

私はいつも、散歩には犬のハナコを連れて行く。いや、犬のハナコを太らせないよう運動に連れていく為に、私が散歩の役目を家族から仰せつかっているというのが正確だ。おかげで私もある程度、運動不足の解消になっている。そもそも私は無職の身。その位しなければ家族に申し訳ない。そんなわけで、今日も散歩に出かけるのであった…。

私は御所(正確には京都御苑)の近辺に住んでいるので、そこが散歩のコースとなる。昔は天皇が生活する場所であったが、今では誰でも入れる公園となっている。勿論今でも入れない所があるし、外国の偉い人が宿泊したりする事もある。春と秋のある時期になると、中の「京都御所」が一般公開される。御所の詳しい事は他に譲るとして、このような大きな公園が京都には存在するのだ。

都会の中に広がる大公園、しかも木々がかなり茂っている地域は、都会に生活するものにとっては実に貴重な空間だ。まず第一に、排気ガスの臭いがしない。これは路地裏で風のない時などには同じく臭わないが、少し歩けばもう車と出くわす。京都の実態は政令指定都市になる程の大都会。お寺ばっかりと思ったら大間違い。実際はビルばっかり。

第二にのんびり出来る空間である事。大都会の京都では地べたに座り込んで酒を飲むなんて事は不可能。さらに昔のように長椅子を出して日向ぼっこなんて、車が通って邪魔だしうるさいし出来たものじゃない。そうなるとやはり御所でベンチに腰掛けるのが一番。

第三に緑が多い事。大阪よりも緑地があって、しかも神社やお寺が多いとしても、寛げる上に散策出来る区域が多いというのはやはり貴重である。木々を写真撮影をしたり、写生をしている光景もよく見られる。広場もあれば児童公園やトイレもあり、皇宮警察の厳重な警備があり、子供の遊び場としても最適だ。勿論散歩にも。

何だか御所の説明ばかりなのでそろそろ散歩日記に戻ろう。
今日はそれなりに晴天だった。今日は夕食の支度までそれほど時間がなかったので小回りの早足で行く事にした。都会でも貴重な空間であるせいか、犬の散歩をしている人が多い。名前は知らないが、黒と灰色と白の組み合わせの美しい小鳥が三匹、掘りの側で戯れていた。今日の空は雲が多かったが、雲が多いなりに、太陽光の当たり具合などが面白い。これだけ広い空を見られるのも、御所があるおかげだ。でも一度はだだっ広い地平線や水平線しか周りにないような場所でも空を見てみたい。夕暮れの空は綺麗だ。不思議な色が空に広がる。写真ではなかなか再現出来ないだろう。短いながらもなかなか贅沢な時間だったかも知れない…。

それでは、今日はこの辺で終わります。
有り難うございました。

Posted by ガスパーチョ at 2004年02月16日 11:07 | トラックバック
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