御苑の散歩者

黄色い粉

今日は雨が降ったり止んだりしていた。おかげで朝の散歩もほとんど出来なかった。

仕事からの帰り道に、水たまりに何やら限り無く黄色っぽい、黄緑の粉が浮かんでいるのを見かけた。何かの怪しい廃棄物の液体が流れているのかと思ったが、そうではないらしい。どうやらこれは松の花粉のようだ。

松の木もこの季節に花を咲かせているようだ。松には雄花と雌花があって、杉と同じく花粉を飛ばして受粉させる植物だ。その花粉が飛んだものや、花から流されて来たものが、水たまりに溜まったようだ。

そういえば桜が咲く前にも松ぼっくりが落ちている事を記事に書いたが、それは多分花を咲かせる為だったのだ。いつの間にやら松の花は満開だった。見ていて気づいたはずなのだが、日記に書く時には見事に意識から消えている。松だって春を迎えていたのだ。