御苑の散歩者

朝の空気

朝の空気は独特だ。

今日も小回りの散歩だった。最近なかなか早く起きられない。遅く寝るのが悪いのだが、なかなか時間がうまく調節出来ないのだ。

それにしても、朝の空気は独特の雰囲気がある。夕方と太陽の向きが違うだけなのに、夕方の空気とは全く違う雰囲気だ。けだるくなく、それでいて激しくない。穏やかでありながら元気に満ちている。水分や温度なども影響してそう感じるのかも知れないが、動物や植物達の生活サイクルもこの雰囲気の重要な要素だろう。

実にのどかだ。人間はこんなにせわしないのに、何故動物や植物達はこんなにのどかなのだろう。特に動物達は朝の食事等で忙しいはずなのに、のどかな雰囲気を壊さない。人間だけが自然から隔絶した所にいるからであろうか。これが自然と調和した者としない者の違いなのかも知れない。