2004年07月07日

蝉と異常気象

我々人類が、地球で一番慎ましくない生物。

梅雨らしくない梅雨の中、京都御苑は今日もいつも通り緑の世界をそこに広がらせている。蝉も台風通過後から少しずつ鳴き始め、今や当たり前に鳴いている。毎年この時期に鳴き始めていたかどうかよく覚えていないが、いつもより早い気がする。

毎年異常気象だと言われ続け、もはや異常にさえ慣れ切っている我々だが、確かに世界は変わりつつある。ニイニイゼミという小さな蝉がいるが、この蝉は最近では町中で見かける事はなくなった。温暖化とヒートアイランド現象のせいだろう。他にも自然の異常は世界中の色々な所に色々な形で現われている。

それに対しての有効で即効的な対策を我々は持たず、有効な対策があってもなかなか実行しようとはしない。自然を顧みない開発も相変わらずだ。それでも生命達は健気に自然に適応しつつ生き続ける。適応出来なければその場から立ち去る。あるいはこの世から消える。我々はこのような物言わぬ善意の中で生きているのだ。お天道様(自然)に対して申し訳ないという気持をもう少し思い出して欲しい。

Posted by ガスパーチョ at 2004年07月07日 08:26 | トラックバック
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