御苑の紅葉も本格的に染まってきている。
イチョウの木はすっかり黄色くなり、既に散り始めている。モミジやカエデは赤く染まり、桜の葉はかなり散ってしまった。
モミジは前にも書いたように、葉が赤く染まるものの、灰色になって散る前に枯れていくものが多い。その為多少くすんだ赤に見える。それでも何とか赤く染まった紅葉を楽しむ事ができる。
しかし一本だけ、そうではないものがあった。そのモミジだけ、赤く染まる事はなく、黄色いまま散っている。赤くなるのではないかと思い、散歩中に毎日見ていたのだが、その木だけは黄色いまま葉っぱが散ってしまった。(写真1・2)
今年の異常気象の過酷さを改めて感じた。我々は家の中にいればしのぐ事ができるが、自然の生物達は影響を体全体で受け止めねばならない。その異常気象も人間の活動によってもたらされた可能性が高いというのに、影響を受けるのはほとんどが野生の生物達だ。
我々は自然に対して計り知れない程の借りを作り続けているのかも知れない。
Posted by ガスパーチョ at 2004年12月01日 20:56 | トラックバック