2004年12月07日

落ち葉の絨毯

御苑では、毎日コンサートが催されているような気がする。

散歩の時間の空は夕焼け空で、帰る頃にはもう夜のようだ。だからほとんど夜に散歩をしているような気分だ。犬のウンコ拾いもちょっと拾い辛い明るさなので困る。

モミジも随分散って来ている。一部のモミジは既に完全に散っているものもある。モミジの落ち葉で一帯が赤い絨毯のようになっている所もある。また、御苑にはイチョウの大木があるので、その辺りではモミジ以上に広い範囲で黄色い絨毯が広がっている。

落ち葉と言えばあまり良い印象がない言葉だが、見ていると楽しい。地味な色のようで結構派手でもあるし、地面に広がる様々な色や形のリズムが面白い。作曲家はこのような落ち葉のリズムからも発想するのであろうか。

そこへ木漏れ日の煌めく音符がパラパラと降り掛かる。風と木々の揺らめきのコーラス。雲の壮大なオーケストレーション。輝かしい太陽の指揮のもと、今日も御苑では静かなシンフォニーが奏でられている。自然こそは最大最高の芸術だ。とてもかなわない。

やっぱり散歩はもうちょっと日が高い時が良いな。

Posted by ガスパーチョ at 2004年12月07日 20:50 | トラックバック
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