御苑の散歩者

快晴の夕焼け

今日の空は雲一つなかった。

今日のハナコ（犬）は植木屋さんに自宅の庭の手入れをしてもらう為に繋ぎっぱなしにしていたものだから、いつもより強く紐を引っ張ったり駆け回ったり、とても元気だ。犬は感情を隠さず、とても素直でわかりやすい。しかししばらく歩くと、さすがに興奮も冷め、普通に歩くようになった。

今日、散歩中の空はほぼ快晴だった。散歩前半には西には赤く光る小さな雲が浮かんでいたが、帰る頃には雲一つない空が広がっていた。目の前に広がるのは青から赤へのグラデーションに染まった大きなスクリーンのような広大な空。（写真）

果てもないほどの彼方まで広がった大空の下、広い静かな道をハナコと歩く。今日も地球は回っていたのだなと実感する。回る地球の上を自分も回っている。水も循環し、食物連鎖も循環する。地球の上ではありとあらゆるものが舞踏会を楽しんでいる。今日も命は踊り続ける。