2004年02月20日

伝統文化

着物を着た三人の若い女性が、梅の花を愛でていた。それは晴れ着ではなく、普段着としての着物であった。時代も変わったものだ…。

今日はやけに暖かかった。服の中が、少し汗で湿ってきた程である。まるでお花見の季節のようだ。今日もすっかり晴れ渡っていて、雲一つない青空だ。

今日は予定通りの時刻に家を出る事が出来た。最近は遅かったので、ハナコはちょっと拍子抜けしたような感じで小屋から出てきた。犬の生活は規則正しくないといけないようだ。

今日はハナコが怖がらない犬を連れた、顔馴染みの飼い主と出会った。怖くない犬だと、ある程度臭いを嗅ぎに行くが、やはり人間の方が好きなようだ。犬を連れていると、ご近所という事で何となく人間同士も親しくなりやすい。犬好きという共通項があって受け入れやすいのもあるかも知れない。

梅の林に行くと、携帯電話で梅の写真を撮っている若い女性がいた。他にも着物姿の若い女性が三人、女子高生二人が、写真を撮ったりしながら梅の花を見物している。最近は普段着に着物を着るのが流行っているらしいが、実際に見たのは初めてだった。

帰り際には、篳篥(しちりき)の練習をしている人を見かけた。近所の神社で雅楽の教室が開かれているので、そこの生徒さんかも知れない。京都御苑では、他にもトランペットやサックス、尺八や詩吟などの練習風景も見る事ができる。

最近になって日本の伝統芸能や文化が見直されて、生活の中にも自然に溶け込んできている。東儀秀樹の音楽や漫画『安倍晴明』あたりから、ポピュラーになってきたような気がする。学校の音楽の授業でも最近は雅楽や民謡をきちんととりあげているらしい。

それらは非常に素晴らしい事だし、今後もどんどん普及する事を願う。きっとこれからの文化の中に、新たな潮流が現われるであろう。でも、国を愛する心を学校で教えようとするのだけは勘弁して欲しい。

Posted by ガスパーチョ at 2004年02月20日 23:59 | トラックバック
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