2004年02月26日

風の音

普段何気なくやるべき仕事だけをして過ごしていると、普段いかに何も感じずに過ごしているかが解る。

今日は綺麗に晴れ渡った空だった。風が強いので、空気の透明度も高いような気がする。西日に照らされた大文字もオレンジ色に輝いている。雲はほとんどなかった。

町中で育った私は、風は全体的にさほど風速が変わらず大きな流れであると何となく思っていた。しかしこの日記を付け始めてからよく観察してみると、流れ込む風量が変化し、あちらこちらに流れが移動している事がわかってきた。今日はその事が実によく解る風の流れだった。龍か大蛇が蠢いているかのように、風のうねりがある。

風になびく木々の奏でる音は、それぞれ違うようだ。特に違うのが松である。他の木々は大抵が広葉樹で、葉っぱ同士がぶつかったり擦れたりして「ザー」という音をたてる。一方の松は、葉っぱが針のようで、あまり風で揺れないようになっている。その為、音もあまり濁らない。「サー」とか「ソー」という感じの音が出ている。普段気にしていなかったが、こうして聞いてみると、結構面白い。

以前紹介したハクセキレイは、本当はもしかするとセグロセキレイかも知れない。今日改めてよく見たら真っ黒だった。最初見た時には、その中に偶然ハクセキレイが混ざっていたのかも知れない。彼らは御所のお堀の虫などを食べに来ているようだ。

Posted by ガスパーチョ at 2004年02月26日 21:44 | トラックバック
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