2004年03月11日

京都御苑の砂利

京都御苑に砂利が撒かれていた。小さな変化でも継続すれば、いつしか大きな変化となるようだ。

今日は小雨が一瞬、僅かにぱらついたりはしたものの、全体的に曇りの一日だった。幸い、散歩にも支障がない天気であった。昨日に引き続き暖かい。梅もほぼ満開になった。辺りに甘い香りが漂う。梅の木々の間を小鳥達が飛び交う。今日も見物客が絶えない。もうすっかり春である。

今日は砂利道に新しい砂利が撒かれていた。多くの方がご存じだろうが、京都御苑の道には砂利が撒かれている。これは雑草が生えないようにする為のもので、アスファルト誕生以前の時代における鋪装法である。元々は川の下流にあるような玉砂利だけがが撒かれていたのだが、現在では採石場などから出る小石が使われているようだ。

砂利の道は、多くの観光客や地元の散歩者、ウォーキングの人々やマラソンランナー、通勤の自転車や皇宮警察の車輌などが常に踏み固めている。また、周りの溝などに転がり落ちたり、大雨の時に流されたりして、砂利が埋まって行ったり、少しずつ砂の面が露になったりする。その為、定期的に砂利を撒いているのだ。

あれだけ撒かれた砂利が、しばらくすると跡形もなく消えていくのは何とも不思議な気分だ。一体どこに消えるのだろうか?ある程度行方は想像がつくのだが、それでも不思議だ。少しずつでも毎日毎日何らかの力が加わると、いつかは物凄い変化となっていくのだろう。

Posted by ガスパーチョ at 2004年03月11日 22:51 | トラックバック
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