2004年03月24日

桜と弾痕

蛤御門には、1864年(元治元年)に起こった「禁門の変」における銃撃戦で残された弾痕がある…。

今日の空は薄雲が何層か重なっていた。こういう天気の時は、雲が夕暮れの光に染まって美しい。散歩の前にも京都御苑を通ったのだが、その時の雲も美しかった。

蛤御門の門前には、団体のロマンスグレーな観光客が集まっていた。ここの門に残されている弾痕は、観光客に人気がある。必ず一人は弾痕に指を突っ込みクリクリと触ってみるものだ。私も弾痕を弄った事がある。この弾痕の周りはいつも弄られているせいか、周りの部分よりも色が薄く、新しい木のような色だ。弾痕も長年指で弄られているので、実際より大きくなっているかも知れない。

今は桃林が花盛りで赤やピンクや白の花が咲き乱れている。ベンチに腰掛けて眺めると最高だろう。一方梅の花は、かなり散ってしまった。既に半分ぐらいは散っているようだ。桜の花は、咲き始めているものが少しだけだ。これから咲き乱れるのであろう。ある枝垂れ桜は、かなり咲き始めている。カメラを持った観光客が撮影していた。

桜の木は余り京都御苑にはないのかと思っていたが、見回してみると結構それらしい木が沢山あった。いつも自分の通る所には余りなかったせいなのか、ここ数年で増やされたものなのか迄はわからないが、桜の木の数には気がつかなかった。本当に、何年京都御苑の近くで過ごして来たのかと不思議な位だ。

今日は色々な鳥の美しい鳴き声を聞いたが、結局その鳴き声の主はわからずじまいだった。本当にどれだけの事を見逃している事か。実に勿体無い。

Posted by ガスパーチョ at 2004年03月24日 23:36 | トラックバック
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