2004年03月26日

枝垂れ桜

枝垂れ桜が咲き乱れている。でも心はちょっと曇り気味だったりする。

夜に用事があったので、今日は早めに散歩をした。遠回りで京都御苑を一周する。やはり昼間は夕方と違い、色がはっきりして、影もよく見える。

今日は風景がよく見えるが、頭の中では自分の駄目っぷりに落ち込む自分がいた。どうも他人に勧められたような事ばかりして、自分から物事を始める事が少ない。自分から始めたものは、どれも挫折している。これといって出した成果は特にない。自分を産んで育てた家族に未だに養われ、何も恩返し出来ていない。せっかくこの世に生まれたのに、30年間を無為に過ごしたように思う。命を作った神様にも申し訳ない…。

こんな感じで落ち込んでいたが、それ程絶望的でもなかった。結果は過去から現在のものであり、これからどうするかが一番の問題だという事は心得ているからだ。感情的になって、結果にこだわってしまっていただけだ。一番問題なのは心の持ち方だ。何をするにせよ、これが一番大きく物事を左右する。結果は単なる情報に過ぎない。重要なのは結果ではなく、決断・行動だ。今から何をどうするか…、焦点はここだ。

そんな感じで心を整頓し、平静を取り戻した。そんなわけで、今日はあまり風景を見られなかった。

桜の木は枝垂れ桜がほぼ満開に近い感じだ。普通の桜は少しだけ咲き始めているが、まだまだのようだ。枝垂れ桜の周りには観光客が集まっている。中にはマットを広げて花見をしている人々もいる。

京都御苑の枝垂れ桜は、北部の公園付近に多くある。公園の隣には三角形の芝生の空間があり、そこに大きな枝垂れ桜が4つぐらいは植えられ、桜の名所になっている。桜の下には石のベンチもあり、ゆっくり見るにはちょうど良い。

それにしても横にある柵に囲まれた池は、夜に通るとちょっと無気味だ。

Posted by ガスパーチョ at 2004年03月26日 23:59 | トラックバック
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