夜になると、人の心は辺りへ溶け出す。だから夜には魔法が起こる。
今日は用事で遅くなったので、夜に散歩をした。もうすぐ期間限定ではあるが仕事につくので、仕事の後に散歩をするとなると、今日のような時間帯にしか出来なくなる。あるいは朝早く起きて散歩をするかである。さて、どうしたものか…。
夜は周りが見えず、誰も周りにいない分、自分の心が身体より外へ広がるようだ。まるで個室に一人でいる時のように、独り言を言ってみたりする。人がいたとしても、なぜか昼間よりは心を開きやすいような気がする。心の中が身体の外まで広がって行くようだ。
夜は心と外界との境界線が曖昧になるような気がする。星空をじっと眺めていると、心がフワフワと夜空に漂い始めそうな気になる。だからこそ、夜中に魔女が集まってサバトを開いたり、呪術師が儀式を行なったり、シャーマンが動物に変身したり、霊界へ旅立ったりするのであろう。
考え事や創作をするのに夜の方がはかどったりするのも、そのせいかも知れない。
Posted by ガスパーチョ at 2004年04月02日 23:59 | トラックバック