2004年04月04日

憤慨の夕暮れ

世の中おかしな方へおかしな方へと動いているような気がする…。神よ、願わくば真意を示したまえ。

今日は護王神社で御神輿の行列があった。護王大祭というもので、和気清麻呂公の命日に、御所の建礼門で宇佐八幡での御神託を読み上げ、神輿で町を練り歩くというもの。鳴りものはないのでちょっと地味な印象だ。今年からは子供神輿も始まった。子供の声が巡行途中にある病院に響き渡る。子供の純粋な元気さが、沈みがちな雰囲気を洗い流して行くかのようだ。

夕方、京都御苑に散歩に出かけた。遠回りコースだった。しかしその間中、イラク戦争や復興支援における我が国の政策など、そしてそれを追認してしまう雰囲気や、やけに好戦的な人間が跋扈する世界の現状などが頭から離れず、イライラしながらの散歩になってしまった。尤も、散歩中に怒ったところでどうにもならないのだが。全くおかしな世の中になったものだ。

桜は完全に散ってしまったものや現在開花中のものもあった。桃は花を咲かせながら少しずつ花を散らし、同時に少しずつ緑の葉っぱを生やしている。赤とピンクと緑と白が並ぶ風景も美しいものだ。

神様はこのような世界の現状をどう思っておられるのだろうか?本当にイラク派遣が正しいのだろうか?現行の憲法は破棄すべきものなのだろうか?自衛隊を強くしないと平和は来ないのだろうか?アメリカについて行くしかないのであろうか?小泉以外のまともな総理大臣は出ないのであろうか?今の政府が世界平和に貢献など出来るのであろうか?

神様にとっては、そんな方法や行動は関係ないのかも知れない。ただ単に、この国の人々がお互い仲良く幸せに暮らし、周りの国とも仲良くして元気でいて欲しい、これだけを、自分達の産み出した人間という子供達に願っているのかも知れない。ならばどうするべきかは、おのずと見えてくる。そう考えて、ようやく心も落ち着いて来た。

しかし何故人間は争うのだろう?意見が違うだけで悪とみなし攻撃する。政策とは異なる事をいうと、愛国心がないなどと思われる事もある。下手をすれば非国民呼ばわり。まるでカルト宗教か魔女狩りのようである。テロ直後のアメリカは特に酷かった。イスラエルは相変わらずその傾向があるようだ。テロリストは年がら年中そうだ。今の日本はどうか?

なぜ仲良く出来ない?なぜ正義と悪に分けたがる?なぜ排除したがる?なぜ敵を作りたがる?親となった人間の誰もが教える当たり前の「仲良くしなさい」が、なぜ大人には出来ないのか?

今日はこれまで。気持がおさまらず、まともな散歩日記が書けそうにもない。

Posted by ガスパーチョ at 2004年04月04日 23:37 | トラックバック
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