2004年04月05日

天国は足下にある

天国や幸福は、探しても見つからない。なぜならそれは身の回りに存在している、この世界の事だからだ。

今日は穏やかな快晴だった。昨日とはうって変わって、気持よく散歩が出来た。ごく身近の自然に目を向ければ、こんなにも美しい世界が広がっている。仕事をひと休みして、心を落ち着かせ、耳をすまし、目を開き、匂いを嗅ぎ、温度を感じてみれば、どんなに世の中が慌てふためいてばかりいて、いかに混乱しているかがよくわかる。いかに馬鹿げた事をしているかがよくわかる。

お金を持たなくても、他人を支配しなくても、目の前に天国が広がっているのだ。何千年も幸福を求めて彷徨っている人類は、いい加減にこの事に気がつくべきだ。神の作り出した自然の美しさを慈しみ、分かち合えば良いだけなのだ。天国を潰しているのは貴方自身。また天国を取り戻すのも貴方自身。

京都御苑のベンチに腰掛けて、ゆっくり眺めてみれば良い。京都御苑の林の中をゆっくり歩いてみれば良い。鳥や動物や昆虫の生活を眺めてみればよい。空からの光が、木々の葉っぱを通過して柔らかく降りてくるのを見れば良い。花の香りを嗅げば良い。貴方のいる所が天国だ。

Posted by ガスパーチョ at 2004年04月05日 23:59 | トラックバック
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