2004年04月29日

シラミ騒動

ハナコの首元に、大きなシラミがくっついていた。

昨日も散歩に行ったのだが、すぐに雨が降って来たので京都御苑に入らないうちに引き返してしまった。今日は休日だったので、夕方に散歩する事にした。

ハナコを撫でていると、首の辺りに何かを発見した。体長1cmに近い大きさにまで膨れ上がったシラミだ。普段は1mm程度の大きさなのに、身体がパンパンになるまで血を吸う。周りには排泄物らしきものもあった。

そこまで吸ってどうするんだとも思うが、何らかの必然性があってそれだけ吸うのであろう。シラミを引き抜こうとしても、物凄くしっかりと吸い付いており、簡単には捕れない。シラミも命を守る為に必死なのだ。触ると足をじたばたさせる。膨れ過ぎてもはや歩く事も困難な体型だ。

最初はピンセットで挟んで取ろうとしたが、ハナコが動くので取り辛い。しかも胴体を押さえるとシラミの中の病原菌が体内に送られる怖れがあるというので、無闇に掴んで取る事も出来ない。そこで、糸で口元を括って引っこ抜く事にした。

上手く取れたが、まるで毛を抜き取るように、しっかりと突き刺さっていた。どこかに逃れて卵を産まれると困るので、踏みつぶして処分する。血液を存分に吸った身体は、意外と堅い膜で被われ、そんなに薄くない。あんな小さな生き物が、どうしてここまで大きくなってもこんなに丈夫なのか、実に不思議だ。

今日は一匹退治しただけだが、ハナコの身体にはまだまだ多くのシラミがいるに違いない。というわけで、薬を撒いておいた。

Posted by ガスパーチョ at 2004年04月29日 23:59 | トラックバック
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