2004年08月17日

雑草を焼く人

今日は京都御苑の砂利道の雑草を焼いたり摘み取ったりしていた。

環境省の作業車があって、火炎放射機を持った作業員が作業していた。手で摘み取っている人もいる。御所内部の事は宮内庁で、周りの公園部分は環境省の管轄らしい。

京都御苑の道は草が生えないように砂利を敷いてある。アスファルト道路がない時代の鋪装技術だ。しかしどこかにすき間がある限り、草は生えて来る。自然の逞しさは我々の想像をこえるものだ。アスファルトでさえ、植物は突き破って生えて来るのだから。

そうした植物を刈り取る為に作業員が草を抜いていく。植物達は地上に溢れる事が仕事であり本能である。その本能と人間の都合との戦いである。戦いは人が占有する土地が広ければ広いほど拡大していく。だからどこまでを人間の使用する土地とするかは慎重に考えねばならない。

現代の土地利用は果たしてそういう事を考えているだろうか。いや、考えていない。無秩序に拡げて勝手に問題を難しくしているのは人間だ。我々はもっと慎ましく土地を使わなければならないのではないだろうか。

Posted by ガスパーチョ at 2004年08月17日 08:40 | トラックバック
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