2005年11月12日

ブッシュがやって来る

書くのをサボっていたら、もう秋になった。樹木も紅葉し始めている。そんな御苑にブッシュ大統領が来る事になった。

散歩の時間はもう薄暗くなってしまっているので、あまり景色を楽しむ事が出来ない。最近はブッシュ大統領が迎賓館に来るという事なので、そこら中に警察官が立ち、警備している。そしてブッシュ到来前後の14日から16日までは御苑に入場出来ないという。しかもどうやらヘリコプターで降下して来るようだ。何とも馬鹿馬鹿しい。神様気取りの登場だが、周辺住民にとってはヌエのような存在でしかない。

そもそも迎賓館はこのような大都会の中に作る性質の施設ではない。しかも和風である。和式ではないのだ。そんなものなら高級ホテルを貸し切って泊まれば事足りる。さらに由緒正しい京都御所という素晴らしい施設があるというのにわざわざその隣に“和風”迎賓館とはどういう事か。その上当初の市の思惑では、普段は市民に利用される施設であったのに、あっさり国に取られてしまった。実に馬鹿馬鹿しい。

今都会に必要なのはVIPへの歓待ではない。心が荒んだ人々には静寂と安らぎが必要なのだ。森や公園を削って土地の有効利用だと考えているのだろうが、そんな古い考えでは国や人々の荒廃は止められない。ほとんど使われない豪華な設備などよりも、森を作る方が何十倍も大切な事だ。国や市には森を返せと言いたい。

Posted by ガスパーチョ at 2005年11月12日 11:20 | トラックバック
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