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第四回:ドメイン名に見る日本のIT戦略

これらのドメイン名は、実際に登録されたものですが、 本文及びコメントはフィクションです。

 皆さん今日は。 ご機嫌いかがでしょうか?
 前回は商品名や会社名、ブランドなどを印象づける事がいかに重要であるかを検証してきました。 今回は、我が国のIT先進国としてどのぐらい発展しているか、それを、日本語ドメインの普及率に照らし合わせて調査して行きたいと思います。

 日本語ドメインに対する政府の注目度、これによってどれだけITの普及に力を入れているかを推し量る事が出来ます。 果たして、森・前首相の情報技術(IT)革命推進構想はどこまで達成されているのでしょうか?
 まずは、日本の象徴である天皇陛下のドメインから。

 さすがは日本の象徴、国家を代表するお方ですね。 ITをいち早く取り入れておられます。 国民に身を持って実践してみせるその態度は、実に立派です。 では、他の皇族の皆さんはどうなのでしょうか。

 何と驚いた事に、愛子さまが3つもドメインをお持ちです。 さすがは天皇家の血をひくお方。成長がお早いですね。 他の皇族の方々は、それほど興味をもたれていないのか、日本語ドメインを取得しておられる方はいませんでした。
 一方、IT整備を推進すべく指導・活動を続けている日本国政府の要である現内閣総理大臣(2002.03/01現在)はどうでしょうか?

 小泉総理は一通り、日本語ドメインを取得しています。 IT整備をすすめるからには当然と言えましょう。 構造改革でドメインを2つばかりとっている所を見ると、まだまだ彼の構造改革にも期待は持てそうです。
 それでは彼に続く閣僚のメンバーはどうでしょうか?

 何という事でしょうか。 現大臣で、ドメイン取得者はたったの2名。 しかも、更迭された元大臣や東京都知事の方が多く取得しています。 さらに困った事に、情報通信技術(IT)担当であるはずの竹中大臣さえ、日本語ドメインを取得していないのであります。 これは由々しき事態です。

 それでは、IT戦略本部メンバーとして活躍していた元・森内閣閣僚ではどうでしょうか。 彼等の政権の大きな柱の一つであったからには、半数以上は日本語ドメインを取得していなければおかしいでしょう。

去年からIT戦略本部メンバーとして活躍していたはずの扇大臣・平沼大臣・福田官房長官、そして去年のIT担当大臣・堺屋太一氏は、今まで何をしていたのでしょうか? 結局IT革命のブームに乗っただけの人気取りの為の政策に過ぎなかったのでしょうか?
 狂牛病問題では、自ら牛肉を食べるパフォーマンスをして見せるのに、なぜITに関しては、ドメインを取得してアピールしないのでしょう?

 これまでは個人名のドメインで見てまいりましたが、それだけでは選挙活動用に取得したのか、ITの普及の為に取得したのかが判りません。 次は、行政組織のドメインを調べ、IT普及がどれほど進んでいるのか、どこがより進んでいるのかを見ていきましょう。

 意外な事に、主要政府機関の全ては取得済みでした。
何となく腐敗が進んでいる所の方がドメインが多いような気がするのは私だけでしょうか?それはともかく、国をあげてIT推進に取り組んでいるのは確かなようです。

 その一方で、省庁再編に関しては、あまり進んでいないようです。 未だに旧体制のまま、ドメインが残されているものがあります。

 省庁がなくなってもまだ日本語ドメインが取得されているのは何故なのでしょう? 時代の流れについていけない人の為に昔の名称をわざと残しているのでしょうか? あるいは、腐敗した族議員や高級官僚が昔を偲んで作ったノスタルジックなホームページなのかもしれませんね。

 では最後に、都道府県別にIT普及率を見てみましょう。 国家行政についてはしっかりIT化が進んでいるようですが、直接住民とのつながりがある都道府県庁ではどうでしょうか。 地図としてまとめてみましたのでご覧下さい。

日本語ドメイン使用率調査結果

 こうして地図にしてみると、中央部と、南北端の地域ではそれなりに力を入れているが、それ以外の地方はあまり日本語ドメインにまでは関心が回っていないという事がわかります。
 結論としては、日本のITは、中央ではある程度普及しているが、全体への本格的な普及は今しばらく時間が必要だ、という事でしょうか。

----- 第四回・完 -----

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