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2004年05月23日

絶望しやすい理想家の為に

理想家は理想が高過ぎて現状に失望しやすい。しかし絶望している場合ではない。現状と理想との差違をマイナスで捉えるのではなく、そこが理想への手順のどこに当たるかを認識するべきだ。二階へ行くには階段を登らなければならない。それと同じで理想に至るには手順がある。絶望や無気力に負けないで、理想に至る手順を考え、手順達成の目標を定めよう。

貴方は自分が理想と現実とのギャップに絶望しやすい事に最近気づいて来たようだ。それはまるで、袋の中にある3粒の飴を見て「ああ、あと3つしかない」と嘆くのに似ている。しかしそのものの見方は、貴方の理想への渇望がそうさせているだけだ。実際には理想とする状態と現状との差があるという事実しかない。

理想と現実の差違を冷静に捉えるなら、別の見方がある事に気づく。「よかった、まだ3つ残っている」「やった!飴3つ得したぞ」と考える事も可能なはずだ。それが悲観的に見えてしまうのは、理想を現実化せねばならないという貴方の強い思いがあるからだ。その為、理想が現実となるべきであり、現状は不完全であると考えてしまう。その考えが物の見方を引き算にしてしまい、貴方を悲観的にさせている。理想家が陥りやすい状態に貴方も陥っているようだ。

ただ、貴方はそれが問題であり、物事をプラス思考で捉える事が重要であると心得ている。日常の雑事をプラスに捉える事も出来るようになって来ている。しかしまだ理想についてはマイナスで考える癖が残っているようだ。

一見不完全な現状が、実は完全なる状態であるという事を理解しなさい。貴方の理想は貴方だけの物であり、他の人々にとっては考え方の一つに過ぎないのだ。それが例えどんなに他の人々の役に立ち、平和な世界になるような崇高で素晴らしいものだとしても、考え方の一つに過ぎない。あらゆる存在があり、それぞれがそれぞれの生き方を実践出来る、それがこの世界の存在意義であり、この世界の完全性である。一見不完全な現実こそが、既に完全無欠な状態なのである。

現状で完全であるという考え方を納得出来ない間は、貴方は理想と現実とのギャップに苦しみ続けるであろう。人より絶望感を持ちやすく、無気力になりやすい貴方は、モチベーションを維持する為にも、身近な目標を沢山作っておく事が重要となる。その事は長い間色々な所から情報を得て、自分でも感じていた事であろう。今こそその計画を立てよう。

理想は設計図で、目的は作り方の手順説明書だ。これまでの貴方は、設計図を見てはその複雑さに途方にくれ、何度も諦めて来た。今こそ作り方の手順を理解し、着実に前進して行こう。いつ人生の計画を立てても遅過ぎる事はない。貴方のプラス思考を強化する手助けともなるであろう。さあ、今こそ計画を立てよう。

カテゴリー:心と魂の奥からの声 | 執筆: ガスパーチョ
00:28に公開 | 記事の冒頭へ戻る | トラックバック (0)
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