2004年03月18日

春の神様

京都御苑の梅は盛りを過ぎたようだ。今は桃、そして次は桜が満開となる。

今日は雲が多く、晴れと曇りの中間のような天気であった。夕暮れあたりの時間帯では、バラエティの豊富な雲の色が楽しめる。白や青やオレンジが混ざりあって、何とも不思議な雰囲気を醸し出している。

満開だった梅の花も、早くも散り始めている。既にほとんど花が散ってしまっている木もあった。代わりに今では桃の花が満開だ。京都御苑には桜の木も所々に生えているが、その蕾もかなり大きくなって来たようだ。京都御苑以外の場所では既に咲き始めている所もあるらしい。時が経つのは早いものだ。

一本の木で花が咲く期間は、1〜2週間程度であるらしい。この時期に立続けに花が咲くのはなぜだろう?しかも少しずつ期間をずらして花を咲かせている。長い間花を咲かせる事を楽しみたいかのようだ。科学的に考えれば、虫が集まるように時期を合わせ、それでいてあまり時期を被せないようにして、引き寄せる虫が分散し過ぎないようにしているのだろう。ここにビジネスチャンスを掴む秘けつがあるのだ!なんつって。

科学的に考えると何ともつまらなくなるが、理屈が想像出来るのに、何だか不思議だ。活動期の始まりを祝うかのように、あちこちで花が咲きはじめる。春の神様を里に降ろし導く松明のように、麓から山奥まで登っていく。南から北へと春を運んでいく神輿の行列のような晴れやかさ。きっと科学では計れないような何かが秘められているに違いない。

Posted by ガスパーチョ at 2004年03月18日 23:59 | トラックバック
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