2004年02月18日

犬の楽園

うちのハナコ(犬)は寒がりだ。今日も寒かったので、なかなか小屋から出て来ようとしない…。

今日は出発がちょっと遅くなってしまった。ハナコはこの季節、日が沈む頃になると寒いので、犬小屋に籠ってしまう。呼んでも出て来ようとはしない。無理に引っ張り出すと噛み付かれかねない。困ったものだ。

こんな時はどうするか?手っ取り早いのは餌で釣る事だ。これなら絶対に出てくる。しかし運動不足解消の散歩の為に毎回餌をやるのでは散歩の意味がない。ではどうすれば良いのか。ハナコは寒がっているから外に出ないのだ。だったら暖めればよい。という訳で、ハナコの体を摩ってやる事にしている。まったく、まだ老犬とは呼べないうちから飼い主に介護させるとは何事だ。

今日は雲一つないが、大気中の水分やスモッグなどで空は柔らかい感じの色合いとなり、地平線近くの空気は紫っぽい。高い空を行く飛行機雲が光り輝き、彗星のようにも見える。その下の方を飛ぶ飛行機には雲が発生していないが、その後姿は一瞬UFOかと思う程に空の一点で停止ししているように見え、星のように煌めいている。雲のない夕暮れの空の微妙なグラデーションも、なかなか美しいものだ。

観察してみると、どうも飛行機はひっきりなしに空を横切っている。1つ消えたと思ったら、すぐに次の飛行機が空を行く。一度に3機も見える事さえある。気がつけば必ず「ゴー」という飛行機の轟音が轟いている。こんなに頻繁に空を飛んでいて大丈夫なのであろうか?オゾン層や大気に影響はないのであろうか?それが心配だ。

それにしても夕暮れの京都御苑は犬だらけだ。今日見ただけでも20匹近くはいたと思う。時々顔見知りの犬と飼い主に出会うと、ハナコは物凄い勢いで私を引っ張る。いつも相手の犬との交流は程々に、飼い主の方に甘えてかかる。コラ!そうやすやすとお腹を見せるでない!犬に対しては威嚇するか怯えるかのどちらかの態度しかとっていないようだ。

京都御苑には梅や桃の林が設けられている。毎年春になると、花を観る見物客が訪れる観光スポットでもある。梅のつぼみがどんどん大きくなり、開き始めている。木の側を通ると、梅の花の良い香りが漂ってきた。梅の花の季節が訪れようとしている。

今日はあのモノトーンの鳥が、番なのか二匹ずつで戯れているのを結構見た。どうもこの鳥はハクセキレイという鳥らしい。ある二匹は一定の距離を保って円を描くように少しずつ歩いていた。習性によるものか、単なる偶然か、よくわからない。

Posted by ガスパーチョ at 2004年02月18日 23:58 | トラックバック
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