2004年03月21日

スリッパその後

夜になりたての空は、濃い青色の空と輝き出した星とで神秘的だ。

今日は色々あって、散歩が遅くなってしまった。昨日も買い物で遅くなって、散歩をしていない。週末は決まってうちの父が散歩に連れていくのだが、旅行に出かけていたので誰も連れて行っていない。すまんのぅ、ハナコよ。

日が沈んでしまったので、空は暗く、星が瞬いている。この時間に散歩するのは1ヶ月振りぐらいだろうか。梅の花もかなり散り始めている。もう花びらを落とし切った木もあるようだ。それでもまだ沢山の花が咲いており、梅の花の芳しい臭いが辺りに漂っている。夜だからこそ、余計によく匂いを感じるのかも知れない。

一昨日あったあのスリッパは、さすがになくなっていた。持ち主が見つけたのか、はたまた捨ててしまったのか、今や知る術はない。知ろうと思えば知る術はあるのであろうが、そこまでして探る意味がない。トリビア的な出来事であった。しかしあの佇まいは面白かった。何故あれが私の目の前に出現したのだろうかと、つい考えてしまう。

この時間帯の空も、私は好きだ。深い海の底のような奥深い印象の暗い青の空。そこに瞬く星達。大地が眠りにつく為のカーテンのようだ。あるいは何か別の目に見えない存在達が蘇る時間を告げる始まりの合図。我々の知らない所で、何かがこの世界を支える為に活動している、そのような気配が夜の神秘的な景色に反映されているから、夜景にひかれるのだろうか。

Posted by ガスパーチョ at 2004年03月21日 23:27 | トラックバック
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