2005年01月13日

一瞬と永遠の宇宙

今回の彗星が一回転する年月は、気が遠くなるような長さだ。

今日も空を見上げてみる。彗星の正確な位置を知りもしないのに探している。それほど見たいという訳でもないので、わざわざ位置を調べる事もしていない。今日はちょっとは暖かかったようだが、日が暮れて来るとすぐに冷え込んで来る。

今日は昨日程雲が多くないので、天体観測も出来なくはないだろう。それにしても10万年周期という数字をはじき出す科学の進歩も凄いものだ。この10万年という単位も、宇宙から見れば微々たる瞬間でしかないのであろう。

人の一生など、あるかないかもわからない幻そのものかも知れない。我々は宇宙から見れば、海面から一瞬浮かび上がった波のようなものなのであろう。科学的な事は苦手だが、こんな壮大な空想をするのは好きだ。

もしかするとこの宇宙の存在さえ、その外側からすれば幻のようなものかも知れない。ほんの小さなものや一瞬の中にも、我々の世界と同じように宇宙があるのかも知れない。我々が気づかないだけで、一瞬の内に何兆という宇宙が出来ては潰れているのかも知れない。

ひょっとすると今、我々の宇宙を誰かが顕微鏡で覗き込んでいるかも知れない。一瞬にして消えていくこの宇宙の存在に気づかないままに…。

Posted by ガスパーチョ at 2005年01月13日 23:59 | トラックバック
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