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2004年04月02日

心や身体の声を聞こう

現代人は欲望からの声を聞くのは上手になったが、心や身体の声を聞く事は苦手になったようだ。もっと心や身体の声を聞いてあげよう。ずっと昔から貴方に声を聞いてもらいたがっている。耳を傾けてあげよう。

欲望の声と身体の声は、同じもののように考えてしまうが、実は違う。欲望は本能から現われるもので、小脳から発生している。身体の声とは、身体の細胞自身から届けられる状態の報告の事だ。心の声とは、体全体から沸き上がるかのような、喜びや安らぎへの欲求である。簡単にいえば、愛である。愛と言っても、恋愛のような激しいものではなくて、親子愛・兄弟愛など、ごく自然に沸き上がる、さりげない暖かな気持の事である。

「欲望の声を聞く」とは、その欲望の達成を潤滑にする為に、欲望の思考の順番を優先させるという事である。また「身体の声を聞く」とは、身体の状態へ意識を向ける・労ってやるという事である。「心の声を聞く」とは、素直になり、暖かな気持が出やすいように、心を開く事である。

現代社会は資本主義で動いている為、欲望の声を聞く事が推奨され、TVやチラシなどでも「お買得」「今すぐ」「今がチャンス」などの、欲望を優先させる為の文字や言葉が踊っている。その為欲望の声を聞く為の能力は未だかつてなく発達している。しかしその分、身体や心の声を聞く能力を発達させる機会が削られて、欲望に踊らされる傾向にある。その結果、買い物依存症などの症状が現実に発生している。

心を静かにして、身体に意識を向ける機会をもう少し持ってみてはいかがだろうか?

欲深い心がおさまらないとか、依存症になりがちな人は、身体に意識を向けてみよう。目を閉じて、自分の心が身体の各部分を家庭訪問する為に身体の内部を進んで行く様子を想像してみよう。足の小指さん今日は。肝臓さんいつも有り難う。こんな風に身体に感謝をしてみよう。身体が暖かくなり、ビリビリとした感覚が出て来ないだろうか?それは身体が喜んでいる証拠だ。すると気分も落ち着き、身体も元気になり、実に気持が良い。

いつも寂しい人や、毎日が何となくしんどい人は、心を労ってあげよう。現代人は心が脳内にあると考えがちだが、心臓にある。心臓の辺りに意識を向けてみよう。何となくその辺りが冷たく感じる場合は、心が疲れていたり怖がっていたりする。ハートマークでも子供の頃の自分でも、何でも良いから心がそこにいる事を想像してみよう。そして心をマフラーや焚き火で暖めてあげよう。心配しなくても大丈夫、自分がついてるから安心しなよ。そんな感じで抱きしめてあげよう。心が落ち着き、安らかな気分になる。不安も弱くなるだろう。

心も身体も、まあ普通かなという人は、心や身体と友達になろう。今述べたような方法をアレンジして、イメージの世界で心や身体に声をかけ、仲良くしよう。旧友のように気軽に声をかけ、近況を聞いてみよう。何か一仕事あって疲れた時は、仕事のパートナーとして、「御苦労さん!君たちのおかげで上手くいったよ。有り難う!」などと労ってあげよう。きっと回復がいつもよりは早まるだろう。

カテゴリー:心と魂の奥からの声 | 執筆: ガスパーチョ
12:15に公開 | 記事の冒頭へ戻る | トラックバック (0)
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