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2004年04月04日

好きで傷つける人間はいない

貴方がどんなに嫌な事が多く辛い人生を過ごして来たとしても、これからもそうとは限らない。むしろ世の中には悪い事の方が少ない。嫌な事をする人も、嫌な事をしようとしてしているのではない。

よく観察してみよう。嫌な事でも本当は素晴らしい事かも知れない。適切かどうかはともかく、むしろ愛情表現である場合さえある。心配しなくて良い。怖がらなくて良い。嫌がらなくて良い。世の中は、貴方が思うより悪くないものだ。

嫌な事をする人間だって、本当は嫌がられる事はしたくないのだ。貴方が嫌な気持になるのは、彼らの不器用さや無知、ミスなどがそうさせるのであって、それは彼らが意図するものではない場合がほとんどだ。だから広い心で受け止めてあげよう。

貴方がどんなに今まで嫌な事を体験して来たか、どんなに騙されて来たか、どんなに馬鹿にされて来たか、それで辛い気持を持つのは仕方のない事だ。でも、これからも辛い嫌な人生が死ぬまでずっと続くと断定出来る理由はないはずだ。

人生の経験上、また嫌な事があるのではと疑ってしまいがちだが、ここで頭をリセットしてみよう。確かに嫌な奴はいて、犯罪も増加傾向にある。しかし、それはほんの一部の人間がする事。珍しいからこそこんなに騒がれるのだ。大部分の人間は、貴方と同じく暖かい心を持った人間である。ほとんどの人間は、知人との関係を崩したくないと考えている。誰も貴方を怒らせようとして近付く者はいない。

自分の性格に無頓着な人間や後先考えない人間、苦しいので助けて欲しい人間が、貴方に迷惑をかける事があるが、その彼らでさえ、別に貴方を困らせたくて困らせているのではない。彼らは不器用なだけなのだ。彼らも生きるのに一所懸命なのだ。暖かい目で見てあげよう。好きで馬鹿をやっているのではない。

貴方は怖がらなくて良い。嫌がらなくて良い。世の中の多くの人が、貴方と同じく困ったり苦しんだりしている。貴方と同じく愛を欲している。貴方と同じく愛を与えたがっている。他の人々が器用に生きているように見えても、貴方の見ていない部分では不器用に苦労していたりするものだ。だから負い目を感じる必要はない。

世の中の大部分は暖かい愛がある。誰も好きで傷つけている訳ではない。それだけは忘れないでおいて下さい。

カテゴリー:心と魂の奥からの声 | 執筆: ガスパーチョ
08:54に公開 | 記事の冒頭へ戻る | トラックバック (0)
Comments

こんばんは。ガスパーチョ さんが前に書かれた記事をさかのぼって読み始めました。
きっと、読む内容って自分が求めているものが、タイミング良く目の前に現れますね。
「シンクロニシティ」というのでしょうか?たまにびっくりします。
で、このテーマですが、「明らかに」「故意に」嫌がらせをする人、います。確かに彼らは不器用で生きるのに一生懸命・・・。
よーーーく考えててみると、どこかで自分が無意識にしていたことがそのまま帰ってきているような気がします。
すると、「許せない!」という気持ちから、「あ〜自分がしてきたことなんだ・・・}という反省とあきらめ、そして、これからは気をつけようという気持ちになります。
が、そのプロセスは長く苦しい・・・。

Posted by: chitochito at 2006年02月14日 23:26

「明らかに」「故意に」嫌がらせをする人、いますね。でも元々「好き」で嫌がらせをする人はいません。被害を受けている人間にはいじめでも、攻撃している当人達にとっては正義の制裁だと考えている事もよくある事です。今は悪意満々な人物でも、そうなる前は他人と仲良くしたかったはずです。
そんな困った人々と付き合うには、多少の乱暴は暖かく見守りつつ自由にさせ、自分の心を広く保って、問題があれば根気良く助ける事が大事なのかなと思います。まあ、無理して付き合う必要もありませんが。
自分も自分なりに、無意識的行動による色々なドジや勘違い、誤解や怒りなど、色々な迷惑をかけたり蒙ったりして来ました。その結果ここまで来たと思えば、多少の無茶は許せるだろうと思います。無茶や失敗があるからこそ、人生の味わいは深くなるんでしょうね。
でもまだちょっと失敗は嫌ですけど。

Posted by: ガスパーチョ at 2006年02月15日 21:03
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