神様と私

人間も自然の一部

体や精神の調子がどことなく悪い時は、医者に診てもらう事は勿論忘れないでいただきたいが、外気に触れていない事、日光に当たっていない事が原因である場合がある。特に都市部で生活している者、部屋に籠りがちな者は特にその傾向が強い。

人間も自然の一部である。自然と共にあらねばこの地球上では生きていけない存在だ。文明社会においては経済システムなどの関係で自然な生活サイクルが無視された生活様式が受け入れられているが、人間は夜行性の動物ではない。生活サイクルの狂った状態では、人間の肉体が悲鳴をあげるのは当然の事だ。

外へ出なさい。風を受けなさい。日光を浴びなさい。朝にほんの数分で構わない。自然は知らず知らずの内に、人間の肉体に影響を与え、助けています。体に自然の一部である事を実感させてあげなさい。宇宙と一体である事を実感しなさい。

それにしても自然を拒否したような都市空間とは何であろうか。無理な仕事の繰り返しでストレスを溜め込むほど働かなければならない社会とは何か。お金をたらふく溜め込む事の意味は何か。大金をはたいて豪遊して得られるものとは何か。技術の発展を急ぐのは何の為か。これだけの文明・技術・資源を持ちながら未だに競争で相手を蹴落とし潰し合いながら成長する事の意味とは何か。そこから予測される未来を人類は本当に求めているのか。そもそも社会・文明の存在する意味とは何か。

今、人類は岐路に立っている。このままスピードを上げて突っ走るか、スピードを緩めて周りや自然と調和するか。人にとって大事な事とは何かをもう一度しっかりと考えてみてはどうであろうか。